神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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大野南神輿同好会の総代を務める 篠田清(きよし)さん 南区相模大野在住 66歳

公開:2015年3月19日

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粋で優しく 街もそうあれ

 〇…商店街の垣根を越えて、様々な店の主が相談に訪れる。生粋の大野っ子。ねじり鉢巻きとド太い声は迫力満点。粋で優しく誰からも頼られる街のご意見番とも言える存在だ。30年ほど前、加盟する南新町商店街の祭りに「神輿があったら面白い」と思ったのがきっかけ。「買っちゃった」と会員には事後報告。神輿会を立ち上げ、祭りを束ねる。神輿には「神」が宿る。商店街の神輿は「商売繁盛」のため。常に考えているのは「相模大野の活性化」だ。

 〇…相模大野駅北口にあった精肉店の長男として生まれる。5人きょうだいの4番目。「ほとんど家にいなかった」という、自由気ままな小中学時代。家業が忙しく「親から『勉強しろ』なんて言われたことはなかった」そう。専門学校を卒業後、調理師だった父の仕事を手伝ったのち、25歳で独立。駅前に焼鳥屋を開いた。そして店舗は駅前開発の影響で南口へ移転。開店以来、常に「何かやらなきゃ」のバイタリティで様々な集客のためのアイデアを生み出し、店は昔ながらの大衆居酒屋として今も多くの地域住民から親しまれている。

 〇…「昔は新しいものができる(再開発)と聞くと、人が集まると思って嬉しいものだった。でも今になって『これで良かったのかな』と思うこともある」。相模大野に生まれ、暮らし、働き、街の変貌をずっと見続けてきた。2005年には相模大野の夏イベント「もんじぇ祭り」の初代実行委員長を務め、それまで乏(とぼ)しかった飲食店同士のつながりを導き出した。「元気の良さを続けてくれればいいと思う」。創業40年を迎える店を築いた店主から、「大野の仲間」へのメッセージだ。

 〇…趣味はアウトドア。夢は、自給自足とまではいかないが田舎で「大きなアウトドア」な暮らしをすること。実現するまで髭はそらない(?)。「実家が精肉店だったからさ、イノシシの捌(さば)き方くらいわかるよ」。風貌と声だけでなく、笑顔もその魅力の一つ。

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