飛び地の解消に
12月1日から相模原市と町田市の行政境界の一部が変更され、相模原市の総面積は9万平方メートル増えた。これは、両市の市境を流れる境川の改修工事に伴い行われる見直しで、これまでに5回実施されている。今回は6回目。緑区(東橋本)と中央区(宮下本町)の一部が対象となり、1世帯が相模原市から町田市へ住所変更を行った。
相模原市・大和市と町田市の市境は、概ね境川に沿って設定されている。境川は、複雑に入り組んだ流域の箇所が多く、洪水対策などによる改修工事により、河川の流域が変更され、そのことにより出来た飛び地の解消や、対象となった住民の生活・土地利用上の不便を解消する目的で1995年、相模原、町田、大和の3市間で「東京都及び神奈川県の境界にわたる町田市、相模原市及び大和市の境界変更に関する基本方針」を確認。この方針に伴い、変更の対象区域に住む土地、建物の関係権利者から同意を得た区域の変更を実施することとしている。
境川の河川工事は、大和市・町田市側の下流域から行われおり、1999年に初めて境界の変更が行われて以来、2004年、07年、10年、13年の計5回、見直しが行われてきた。これまでの変更で、相模原市から町田市へは計91607平方メートルの面積が変更され、30世帯が住所変更を実施。町田市から相模原市へは計69223平方メートル、1世帯が住所変更を行っている。「これまで、この境界変更による住所変更の打診を受けた世帯の内、約8割の方は異動しています」と市総務法制課は話す。
1世帯が町田に異動
今回の境界変更は、中央区宮下本町2・3丁目の各一部(小山橋〜坂本橋)、緑区東橋本3・4丁目の各一部(蓬莱橋〜小山橋)の合計1・9Kmの区域が対象となり実施された。
この結果、南区が7万平方メートルの面積減少、緑区は12万平方メートル、中央区は4万平方メートルの面積が増え、1世帯が相模原市から町田市へ異動している。
市では「境川の河川工事は県の事業で、今後どのような進捗状況で進んでいくかは不明な部分がありますが、河川工事により境界変更の対象区域となった方々の利便性の向上を損なわないよう対処していきたい」と話した。
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