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シリーズ〜新ゆりドクター通信〜 進歩する肺がん治療 新百合ヶ丘総合病院
肺がんの治療は、手術、放射線、薬物治療に大別されますが、今は薬物治療が最も進化しています。
薬物治療とは従来の「殺細胞性抗がん剤治療」や、遺伝子変異をターゲットにした「分子標的治療」、2018年にノーベル医学生理学賞で注目された「免疫治療」です。免疫治療は、がん細胞が免疫に対しブレーキをかけることに着目したCTLA―4やPD―1などの働きを活用した治療法です。
がんによって抑えられた免疫のブレーキを外す働きに注目した薬剤が免疫チェックポイント阻害剤です。2019年2月から、肺癌の初回治療では、殺細胞性抗がん剤に免疫治療を併用した治療が開始され、既存の治療よりも効果が高く生存の延長を認めています。
がん治療の最前線は、がんの特徴に合わせた『個別化医療』の時代になっています。
【文/医療法人社団 三成会・新百合ヶ丘総合病院呼吸器内科部長 中嶌賢尚医師】
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