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さがみはら南区 人物風土記

公開日:2021.04.01

新磯地域を案内する「新磯コンシェルジュ」の代表を務める
米田 勝さん
新磯在住 77歳

新磯の魅力伝える案内人

 ○…観光資源が豊かな新磯に訪れる人を案内する「新磯コンシェルジュ」を結成。新磯のことを学ぶ成人学級から有志8人が参加する。成人学級の立ち上げに携わり、結成を発案したことから代表に就任した。「今も新磯をまわりながら学ぶことは多い。我々だけでは足りないこともあり、地元の方々の協力を仰ぎながら訪れる人を迎えたい」と調整役を担い地域を奔走する。

 ○…新磯の魅力に気づいたのは定年後。自治会長を任され、祭りの手伝いなどをしている時だった。「こんなに素晴らしい所だったんだと思った。奥深さは尽きることがない」と目を輝かせる。好奇心は地域内に留まらず、中央区や緑区の歴史や文化を学ぼうと勉強に訪れた。「地元の方が丁寧に説明してくれた。新磯にも案内できる人が必要だと思った」と結成に向け走り出した。

 ○…高校卒業後、働きながら夜間大学に通い、そこで夫人と出会い学生時代に結婚した。長らく東京や出身地の大分で商店を経営していたが、約30年前に夫人の地元新磯に住むようになり、今は新磯小学校の技能員として働く。仕事や子育て、地域活動など、ずっと支えてくれたのが夫人だった。「いつもサポートしてくれてね。感謝してます」。コンシェルジュには夫人も参加するなど、今も二人三脚で歩む。

 ○…新磯に来る人を迎える前に、メンバーで揃いの服を考えたり、オリジナルロゴ入りの名刺や旗などを作り準備を進めてきた。新磯に訪れる人もそうだが、地元の人にももっと知ってもらいたいという。中でも重視しているのが子どもに伝えることだ。「小さい子に教えることで、いずれコンシェルジュのメンバーになってもらえたらうれしい。新磯の魅力を伝え続けてほしいですね」

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