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さがみはら南区 文化

公開日:2023.07.27

南市民ホール
245人、存続求める
市と意見交換会

  • 意見交換会に登壇する本村市長(壇上右から3人目)

 相模原市が2024年9月の廃止案を公表している南市民ホール(相模大野)について、7月16日と18日、市と市民の意見交換会が同ホールなどで開催された。意見交換会には2日間で合計245人の市民が参加した。

 本村賢太郎市長から同ホールが廃止の対象となった経緯、代替施設となるグリーンホール多目的ホール(相模大野)の音響やトイレなどの改修案などが説明された。

 参加した中学校教諭の女性は「相模原市の中学演劇は、この南市民ホールの舞台に立つことが目標。音響や照明を生徒自身が担うが、他ホールでは機器に触れさせてもらえない。ホールの存続は文化や未来を守ることにつながる」と語気を強めた。区内で生まれ育ったという男性は「今回の施策は財政難で真っ先に文化を切り捨てていると感じる。文化を大切にする相模原市であってほしい」と訴えた。また、「廃止ありきで進んでいる。どうしたら南市民ホールが存続するのかを示してもらいたい」という声が上がると、会場からは拍手や同調する声が相次いだ。

 南市民ホールの廃止案は相模原市が策定した「行財政構造改革プラン」に基づくもので、28年3月までに市内施設の集約化をする方針を示している。市によると南市民ホールが廃止の対象となった理由として、老朽化や利用率の低さ、修繕・改修費に6億円以上かかることが挙げられている。

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