3月19日付で相模原北警察署の署長に就任した 山本 義明さん 中央区在住 57歳
笑顔で住民に寄り添う警察に
○…「笑顔で住民に寄り添える、日本一の警察を目指して頑張ろう」。着任の挨拶で署員に向けてそう話した。住民は治安に対する不安が少なからずある。加えて、警察と聞くと敷居が高く、抵抗を持つ人も多い。そうしたイメージを払拭し、住民に笑顔で過ごしてもらいたい。困ったことがあれば相談に来てもらいたい。そのために、笑顔の親切な対応で信頼を高め、「来てよかった」と思ってもらえるように。その思いを込めた言葉だった。「一期一会の精神で。住民のための警察ですから」と笑顔で話す。
○…前任は警察本部の少年捜査課課長。これまでに総務、刑事、交通などあらゆる部署を歴任。マルチな経歴を持つ稀有な署長だ。相模原市内の勤務は今回で3度目。「久しぶりに来て橋本の発展ぶりに驚いた」。同時に北署に来てから、関係団体が各々に情報を集め、街を良くしようと積極的に協力・支援してくれていることにも驚いた。その甲斐あって年々管内の犯罪・交通事故は減少傾向にある。「安全安心な街になるよう、皆さんの期待に応えていきたい」と意気込む。
○…宮崎県出身。学生時代は野球に明け暮れていた。警察の道を志し、神奈川県警へ入庁。以来34年。様々な部署で勉強、経験してきたことが自身の支えとなっている。警察組織が世代交代を迎えている今、北署にも若い署員が多い。自身の支えであるそれらの経験を後進に伝え、指導・育成に情熱を燃やす。「治安維持の間隙を生じさせないよう早く立派な警察官になってもらえれば」
○…休みの日は、管内をウオーキングし健康管理に勤しむ。現在は官舎暮らしだが、自宅に残した愛犬2匹の様子が気になっているとか。モットーは”己を捨てて人の為に尽くす”。「一件でも事件・事故を減らし、住民の体感治安を感じてもらえるよう最善を尽くしていきたい」。安心安全なまちづくりへ、笑顔を大切にする新署長が舵を取る。