相原小学校を拠点に活動する小学生ドッジボールチーム「T.K.G」(山嵜寿梨代表)が、3月28日に藤沢市で行われた「神奈川ファイナルバトル最強決定戦」(県ドッジボール協会主催)に出場し、準優勝を果たした。
昨年、県大会で初優勝を決め、全国大会の切符を手にしていた同チーム。だが新型コロナの感染拡大により、3月に予定されていた全国大会が中止になるという悔しい思いをしていた。年度が替わり、新6年生による新チームが発足。前6年生が出場できなかった分、「絶対に全国に行く」という強い思いでスタートを切った。
しかし、今年3月の同県大会も2度の延期の末中止に。抽選で全国行きのチームを決めることになり、残念ながら同チームは抽選で外れてしまった。県ドッジボール協会は、県大会中止の救済措置の意味合いで「神奈川ファイナルバトル最強決定戦」を実施。県内26チームが参加し、県で一番のドッジボールチームを競い合った。
「力出し切った」
大会当日は、安定したチームワークで予選を難なく通過すると、決定トーナメントで強豪と名高い「土竜島」と対戦。8対7で勝利し、続く準決勝に駒を進めた。宿敵である「フェニックス」とは激闘の末、10対9で接戦を制すが、決勝戦で優勝候補の「足柄ハリケーン」と対戦することに。序盤、同チームは攻勢をかけるも、後半のミスが致命傷となり、6対9で惜敗。準優勝という結果になった。山嵜代表は、「何度もコロナという敵に希望を奪われたが、今大会では今までやってきたことを出し切った。気持ちが良い試合をしてくれた」と選手たちを鼓舞した。保護者の一人は、「悔しい思いもしたと思うが、6年生は卒業前最後に思い切ってプレーをしてくれた」と話した。
同日行われたジュニア大会(4年生以下)の部では、T.K.Gジュニアが優勝を収めた。