新型コロナウイルスの感染拡大により、売り上げが減少している飲食店等を支援しようと1月26日、多摩市役所本庁舎東側広場で「たましめし お弁当マルシェ」が開催された。
多摩市では、コロナ禍で苦しい営業を強いられている飲食店を応援するために昨年4月から「飲食店応援事業」をスタート。多摩市の飲食店で提供されるすべての料理を「たましめし」と名付けた。加えて、市内外の人たちに多摩市の飲食店を知ってもらうために、共通のハッシュタグ「#たましめし」「#たましめし応援隊」を設定し、SNSへの投稿を呼び掛けている。
そうした中、昨年12月には市民有志の「多摩市地域活性化応援サポーター」の協力のもと、市内の飲食店や障害者就労系事業所の計8店舗が参加して「お弁当マーケット」を開催。近隣から多くの市民が集まり、早々に200食以上が完売したという。
400食以上が完売
今回は、その第2弾として、KAOFES実行委員会の協力を得て、「お弁当マルシェ」を実施。聖蹟桜ヶ丘で店を構える店舗を中心に9店舗が出店した。当初は、第1回と同様に近隣住民にも呼び掛けての開催を予定していたものの、緊急事態宣言下ということもあり、急遽、市職員を対象とした事前予約制にし、わずかながらも当日販売を行った。結果、400食以上の弁当が完売した。
今回、参加した店舗のひとつ「ウブリアーコ」のオーナーシェフ・原健太郎さんは「声を掛けてもらい、少しでも街を盛り上げられるならと参加した。普段は厨房で調理しているのでお客さんの顔が見えて嬉しかった」と話し、続けて「コロナ禍でランチもお客さんが減った状態なので、こうした企画は本当にありがたい。今回の緊急事態宣言は、前回とは比べ物にならないほどの打撃を受けている。こうした企画を定期的にやってもらえるなら非常にありがたい」と現状を話す。市経済観光課では「市内の多くの飲食店を応援するために、さまざまな団体やチームと協力して、いろいろな形を模索しながら実施し、盛り上げていきたい」と話している。
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