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公開日:2026.01.24

小田原市橘地域
県西初 自動運転の実証実験
市と県、ホンダが2月から

  • 実証実験で導入されるホンダ「CR-V」(提供)

 小田原市と神奈川県、(株)本田技術研究所(ホンダ)が2月から、市内橘地域で自動運転の実証実験を行う。県西地域で初となる実用化に向けた実証実験を前に、市では地域交通の課題解消の一策として期待を寄せる。

 運転手不足などによる公共交通の減便に加え、高齢者の免許返納に伴う移動手段不足が課題となっている昨今。小田原市は昨年3月に県、ホンダと自動運転技術の実証実験に関する協定を締結し、実施に向け協議を進めてきた。

 市内の実証実験は同地域にある工場用地、西湘テクノパークで行われる。市によると、傾斜や勾配のある場所で実証を重ねることが技術開発面で適していることなどから同地域が選定されたという。

完全自動まで想定

 当初はセンサー類を取り付けたホンダ車両に安全監視員が乗車(自動運転レベル2)し、団地内の公道を周回。時速20Kmでの低速走行でシステムの技術検証や安全性などを確認していく。

 その後は電気自動車を導入して脱炭素の取り組みも進めながら、遠隔監視などの条件による完全自動運転(同レベル4)での走行まで行うとしている。実証実験の段階に応じ、時速60Kmまで速度を上げ、走行エリアを国府津駅や橘団地まで順次拡大していく予定だ。

 ホンダは起伏がある地形や交通量の多い道路での実証実験で、自動運転の認識能力向上や対応速度域の拡大を図ることで、バスなどの多様な車両で適用できる技術向上を図る。

 小田原市地域交通課の担当者は「全国的な問題である公共交通の運転手不足に対し、自動運転技術は一つの解決策。橘地域ではバスの減便による移動手段確保も課題となっており、この地域で活用できる技術が全国の問題解決につながれば」と期待を語る。

 実証実験は協定に基づき、2030年まで行われる見通し。

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