多摩のお隣、稲城市では現在、カレーが地域の盛りあげにひと役買っている。昨年11月から行われている「カレースタンプラリー2021」だ。同市内の対象店で、それぞれのカレーを注文するともらえるスタンプを集めるとその数に応じたプレゼントがもらえるという企画で、コロナ禍のなか、人が集中することなく、街に活気を生んでいる。
カレーの力 実感
仕掛けたのは稲城で出版業を営む種田匡延さん。自身が経営する会社で発行するフリーペーパーでカレー特集を実施したところ反響が良く、「カレーの力」を実感。そして、とある会合で高橋勝浩・稲城市長とカレーを話題に意気投合する機会に恵まれるとカレーによる地域盛り上げ構想が生まれていったのだという。
催しの始まりは18年。同市の観光情報発信スポットで市内各店のカレーを楽しめる企画を開いたところ、行列ができる賑わいとなり、コロナの感染が広がった一昨年からは催しの形をスタンプラリーに変え、実施するようになったのだという。「カレー好きを公言している高橋市長と縁ができたのが大きかった。行政を巻き込んで企画を進めてきました」と種田さん。昨年11月から実施している今回のスタンプラリーも好評といい、「稲城は飲食店のおよそ4割がカレーを提供しているというデータもある。多摩の方にも稲城のカレーを食べにきてもらえたら」と種田さんは話している。
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