多摩市や町田市を拠点に活動しているバトンスタジオＡ＆Ｂに所属する小原摩耶さん（小５）が３月26日、静岡県浜松市で行われた第４回全日本バトントワーリングジュニア選手権大会に出場。２本のバトンを同時に操るトゥーバトンの部門で全国３位に輝いた。

　「初めての全国大会で３位なんて、すごい嬉しい。練習を頑張ったかいがあったなと思う」と話す小原さん。大会当日は全国から地区大会を通過した20人の選手が演技を披露。上位８人が予選通過し、同日にもう一度演技。技の正確さやスピード、ダイナミックさを競った。小原さんは親指を痛めていたためベストコンディションではなく、緊張からか、当日の予選演技は納得のいくものではなかったという。小原さんを指導する同クラブ代表の高橋あすかさんは「日頃の演技の安定感からすると、実力を出し切れてはいなかったという印象。それでも予選で評価されたのは、基礎的なことができていたからでは」と分析する。

　決勝にあたる本選では「いつもより膝やつま先を伸ばすことを意識できた。最後まで笑顔でアピールできた」と満足気な小原さん。発表の瞬間はコーチと２人で抱き合ったという。

　小原さんは今年６月、第36回関東バトントワーリングコンテストに出場する予定。「なるべく落とさず、キレイな演技ができるよう頑張りたい」と意気込む小原さん。