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公開日:2026.10.08

市民が実証 新移動手段へ 自動走行モビリティ実証

  • 二人乗りもできる自動走行モビリティ

    二人乗りもできる自動走行モビリティ

 移動の不安を抱えないまちづくりをめざす多摩市は、小型自動走行モビリティの大規模サービス実証を永山エリアで開始した。内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)として行われている。市が協力する形で実証実験を重ねており、今回は初めて、利用を希望する市民が移動手段として活用する。

 SIPは、歩道を走行できる遠隔操作型の小型自動走行モビリティを中心に、高齢者や障害者の外出を支える新しいサービスの開発を進めており、市は2024年度から協力して実証実験を行ってきた。SIPは久留米工業大学が主導し、東京大学や多摩大学などの学校や研究所、企業が参加している。

 市内ではこれまで、限定したエリアでの自動運転体験や試乗、貝取・豊ヶ丘地域や永山地域で、利用者を選定した10日間程度の実証を4回にわたり実施してきた。実際に利用した人は「周囲をゆっくり見たり、知っている人に会ったりして楽しみながら乗れる」と感想を話している。

永山エリアで

 今回は10月1日から12月28日(月)までの、約3カ月という長期間にわたって行われる。走行エリアは永山団地名店街の事務所を拠点として、永山団地や諏訪名店街、永山駅、瓜生緑地内といった広範囲の歩道や遊歩道に乗降ポイントが設置される。また、昨年度のモビリティ1台から改良モデル3台を使用する。歩く速度で移動し、二人乗りも可能。SIP関係者が遠隔で見守っている。

 希望者は登録をした後に説明を受け、利用は時間や場所を指定する予約制になっている。運行は午前9時から午後5時まで。有料となり、都度払い(300円/片道1回)か、月払い(3600円/乗り放題)を選択する。市担当者は「実生活での利用を想定して有料制にした」と話す。

 SIPに参加する国立障害者リハビリテーションセンター研究所シニアフェローの井上剛伸さんは「地域の方の関心が高くニーズはある。遠隔の見守りなどいずれは地域で支えていく社会になると良い」と話していた。

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