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多摩 スポーツ

公開日:2023.11.02

島村姉弟 全国大会で活躍
新体操とフェンシングで

  • 市長を表敬訪問した島村大翔さん(中央左)と結蘭さん(中央右)

 新体操の全国大会で入賞した島村結蘭(ゆいか)さん(共立女子第二中学校3年)とフェンシングの全国大会で優勝した大翔(まさと)さん(東浅川小学校6年)姉弟が、10月17日に八王子市の石森孝志市長を表敬訪問し大会での成果を報告した。

 結蘭さんは、8月に愛媛県で開催された「第54回全国中学校新体操選手権大会」に出場。フープとリボンに挑み、各地のブロック代表47人中、フープでは5位、総合順位でも9位に入賞するなど、初出場ながらベスト10入りを果たす活躍を見せた。

 大翔さんは東日本大会で優勝して、3度目の挑戦となる「第9回全国小学生フェンシング選手権大会」に出場。4年生の時に小学3・4年生の部で優勝し、翌年の同大会で初めて小学5・6年生の部に挑んだが、上級生の厚い壁に阻まれ入賞を逃した。全国から135人が出場し9月に栃木県で開かれた今大会では、前回のくやしさをバネに試合に臨み、男子フルーレで優勝、男子エペでも5位に入賞するなど、見事に雪辱を果たした。

 2人から全国大会の報告を受けた石森市長は「将来が楽しみな2人。ぜひ八王子からオリンピックに出場する選手になってほしい」とエールを送った。

さらなる飛躍へ

 幼稚園の頃から新体操を始めた結蘭さんは現在、多摩市にある新体操クラブで練習に励む。競技ではフープなどの道具を高く投げ上げてキャッチするため、体にあざができてしまうことも。スタイルを維持するため食事制限も必要になるが、それでも「新体操の全種目が好き。今回は全国の雰囲気に飲まれてしまったけれど、11月の全日本ジュニアでは自分の力を発揮できるよう練習に励みたい」と目を輝かせ目標を語った。

 小学1年生からフェンシングを始めた大翔さんは市内のフェンシングクラブに通い、オリンピック選手と練習をすることもあるという。今大会の成績で、小学生日本代表の選抜合宿にも参加予定。「自分より上の世代がたくさん出る大会でも、ベスト8を目指したい」と意気込みを語る。

 結蘭さんが大会で着用するレオタードは母・薫さんが装飾を施し、父・大輔さんはユーチューブ動画で研究して自宅で大翔さんの練習相手になることも。両親に温かく見守られながら、2人はさらなる飛躍を誓う。

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