多摩 スポーツ
公開日:2023.11.16
桜美林大弓道女子部
「重圧楽しみ、日本一を」
25日から王座決定戦
桜美林大学(町田市)の弓道・女子部が11月25日(土)から、日本一を目指し全日本学生弓道女子王座決定戦に挑む。三重県伊勢市で開かれるこの大会で過去5回の優勝を誇る名門。2016年以来の頂点を狙う。
全国9地区の代表などが出場する同決定戦。大学弓道のなかで最高峰の舞台の1つとされ、桜美林大は東京都代表として、3年連続で出場。昨年は準優勝だった。大会は各大学4選手が出場し、28メートル先にある直径36センチの的に当てた本数(的中数)を競う。決定戦の準決勝までは一人、12射、優勝決定戦は20射で、4選手の総的中数によって順位が決定する。
「4人が並び、順番に弓を引く。前の選手が命中させた後、プレッシャーを感じずに弓を引くことができるかどうかなどを考えながら、メンバーを決めている」と同部の大矢一希監督。全国大会に出場する選手間では技術の差はそれほど変わりなく、日頃の力を本番で発揮できる心の強さが、勝敗の鍵を握ることになるという。今年の桜美林大は1、2年生中心の若いチームということもあり、女子部を率いる岡田彩音さんは「声かけを大切にし、みんなが力を出せるようにフォローしていきたい」と話す。
過去5回 優勝
同大会で過去5回の優勝がある桜美林大。16年以来、頂点から遠ざかっているが、近年は都の代表に復帰するなど、戦力は充実。キャンパス内に弓道場があり、豊富な練習を積むことができるほか、部の風通しが良く、1年生でも競技に関する意見を出せる環境などが部の競技力を高めている。岡田さんは「プレッシャーに勝ち、楽しみながら優勝できれば」と意気込みを語っている。
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