多摩青年会議所の2024年度理事長に就任した 大島 淳さん 永山在住 40歳
仲間との大切な場 再生へ
○…誕生日の元日に卒業の年齢となる40歳になり、ラストイヤーに２度目の理事長職に就任。年初には東京ブロックの仲間が集まる合同公式訪問に行き、理事長の活動が本格的に始動した。課題としてはコロナ禍を機に減ってしまった会員数の少なさ。「私にとって会員拡大が一丁目一番地の仕事。現在の２倍まで増やしたい」と意気込む。
○…２０１６年に知人に誘われ入会。最初はあいまいな気持ちだったというが、小学校への出前授業や婚活イベント、全国の会議所の仲間と絆を深めるうちに活動は積極的に。「様々な人間が集まって会議を開く手法を学んだり、経験したことのない社会の仕組みを知ることができた。まさに自己成長の場ですね」
○…「手に職を持ちたかった」と大学の建築学科に進学し、父親と同じ建築士の道に進んだ。建築会社で勤務後、同僚と独立し株式会社ウッドデザイン研究所建築士事務所（貝取）の代表取締役を務める。息抜きは漫画。「最近は電子書籍でたくさん読めてしまうので」と苦笑い。また、時間があれば市内をウォーキングしている。「消防団に入ったばかりなので、街のことを知るには歩くのが一番。新しい発見を楽しんでいます」
○…活動の柱には会員拡大のほかに少子化対策も掲げる。かつて行った婚活イベントから結婚した人もいたという。「子どもたちの未来のために、少子化の問題に取り組んでいく」。もう一つ大きな使命が秋に開催予定の50周年式典の成功だ。「50年続いたのは歴史を築いてきた先輩方のおかげ。１００年続くか50年でしぼんでしまうかは今年にかかっている」と表情を引き締める。今年のスローガンは「一致団結〜再生への道〜」。再生と恩返しのための活動に邁進していく。
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