市内の小中学生がESD(持続可能な開発のための教育)の取り組みを発信する「多摩市子どもみらい会議」が2月9日、諏訪中学校で行われた。
多摩市は2009年度から「2050年の大人づくり」をスローガンにESDを推進。身近にある環境や地域を学びのステージに、持続可能な社会の創り手として必要な資質や能力を学校・家庭・地域の連携のもとに育んでいる。市内の全小中学校がESDの推進拠点であるユネスコスクールに加盟し、各学校の特色や地域性を生かすとともにSDGsを踏まえたESDを実践している。
当日は諏訪中学校区から諏訪中・諏訪小・北諏訪小、東愛宕中学校区から東愛宕中・多摩第三小・愛和小、青陵中学校区から青陵中・貝取小・豊ヶ丘小の9校の代表者が参加した。また、各学校関係者や市職員なども会議を見守った。
会議は学校区ごとに、代表者による学校の取り組みの発表から始まった。その後、ESDの取り組みから気づいた課題を踏まえて多摩市への具体的な提案を検討。最後に9校が提案の共有を図り市政に向けて提案するメッセージを作成した。
千葉正法教育長は「それぞれの学校がESDに取り組んでおり、ESDを通して交流ができた。各小中学校で取り組みは異なるが、根底にあるのはESD。両立が難しい課題でも話し合うことで活動の幅が広がっていく」と振り返った。
多摩版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|