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多摩 社会

公開日:2025.06.26

多摩エネ協 活動振り返る
設立12年で記念誌製作

  • お披露目会に出席した阿部市長(左)と桃井代表

 一般社団法人多摩循環型エネルギー協会(多摩エネ協)の設立12年を振り返る記念誌=写真下=が昨年完成したことを祝し、5月31日に「お披露目会」がからきだ菖蒲館ホールで行われた。会員や関係者など約30人が参加した。

 2012年に設立された多摩エネ協は「12年という年月について、東洋的には干支が一周したところ。1年は12カ月、1日は午前・午後それぞれ12時間、1時間は60分(12×5)といった具合で地球の動きにも関連している」として、多摩エネ協にとって12年は記念すべき年ということで記念誌プロジェクトが始まったという。

 記念誌は「私たちはどういう時代に生きているのか〜エネルギーから考える多摩循環型エネルギー協会の12年」と題し、多摩エネ協の成り立ちや活動などの振り返りと24人の関係者による執筆がまとまとめられた冊子になった。

 お披露目会で桃井さんは「私たちの歩んできた歴史というものがここに刻まれている。日々それぞれの人たちが働いていて市民団体として活動している。市民団体の小さな小さな力で何かを変えることができるのか不安でした。しかし、ひとつこのような形になると、次の力がもらえたように感じます。本当にみなさんありがとうございました」とあいさつした。

大震災きっかけ

 東日本大震災の発生を受け設立された多摩エネ協の発足当初の活動は、環境省公募委託事業「地域主導型再生可能エネルギー事業化検討業務」に申請し採択されたことから始まる。多摩電力合同会社(たまでん)を設立し、恵泉女学園大学南野校舎屋上に第1号の発電所を開設。その後、13発電所を稼働させている。

 近年では、多摩エネ協による自然エネルギーの普及啓発活動「エネカフェ」や「次世代リーダー育成プログラム」などを行ってきた。このような活動の軌跡がまとめられた一冊となっている。

 希望者は一冊1000円(税込)で購入することができる。問合せ・申込みは多摩エネ協の江川さん【電話】080・6670・6641。

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