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多摩 社会

公開日:2025.07.24

多摩市
カインズと物資供給で協定
災害時 生活必需品を調達

  • 協定書を取り交わす阿部市長(左)とカインズの小玉さん

 多摩市は7月1日、株式会社カインズ(高家正行代表取締役社長CEO)と災害時の物資供給協定を締結した。

 バラエティに富んだ商品を扱う大型生活用品販売店のカインズと協定を結ぶことで、災害時に需要が高まる被災者用生活必需品や行政向け物資を同時に調達できるというメリットがある。

 市は、カインズが全国規模の流通網を持つ企業であることから、大規模災害時に被災地外からの支援も期待している。同社は全国の自治体で同様の協定を結んでおり、多摩市が242例目。行政向け災害備蓄品は防災用ウォータータンクや簡易トイレ、軍手、LED強力ライトなどがある。

地域活動で貢献

 締結式には同社開発本部本部長の小玉毅さんや阿部裕行多摩市長らが出席し、協定書を取り交わした。小玉さんは「全国で260店舗ほどを展開しており、ホームセンターの特性上、ライフラインを守るといった時に大きな力になれると考えている。カインズでは『くみまち構想』というものを行っており地域や行政、ボランティア、従業員らが一緒になって地域社会の問題の解決に取り組んでいる。その最優先領域として防災・減災活動を展開している」と説明した。多摩市の近隣には町田市の多摩境、昭島市などに店舗がある。

 阿部市長は「首都圏では直下型地震がいつ発生するか分からない状態。全国で大規模に展開しているカインズと協定を結ぶことで、もし多摩市が被災した場合に物資を提供して頂けるのは大変ありがたい」と感謝の気持ちを述べた。

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