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多摩 文化

公開日:2025.09.25

平和紙芝居「KPKA」キッズ誕生
西落合小学童6人が結成

  • 初めてのステージに立つ児童(上)、平和展に参加した阿部市長と児童生徒ら

 紙芝居で平和を伝える恵泉女学園大学平和紙芝居研究会KPKA(クプカ)の小学生による「KPKAキッズ」がこのほど誕生した。

 KPKAの顧問を務める同大学文学部客員教授の岩佐玲子さんや学生らが、ワークショップで紙芝居の仕方を教え小学生紙芝居アクター6人により結成された。6人は西落合小学童クラブに通う1年生から3年生までの児童。

 学童クラブが夏休みに実施したサマーワークは、子どもたちが好きな活動を選ぶもので、そのひとつ「紙芝居クラブ」を選んだ児童らが参加し、クラブ内では発表会も行われたという。6人は紙芝居を楽しみながら地域貢献したいということになり、岩佐さんのもと練習に励み、腕を磨いていった。

平和展でデビュー

 KPKAキッズは9月7日、かるがも館で開かれた平和展「平和祈念のつどい」でデビューした。子ども被爆地派遣事業の児童生徒による体験発表の後、キッズらは原爆の悲惨さを表した「二度と」や東京大空襲を描いた「三月十日のやくそく」などの紙芝居を堂々と披露し、訪れた来場者に平和の大切さを訴えた。最後は阿部裕行市長ら参加者を交え、手をつないで「幸せなら手をたたこう」を歌い、平和を願った。

 阿部市長は「子ども被爆地派遣の二人の体験談も、子どもたちの紙芝居も本当によかった。微力だけど無力ではない。必ず大きな力になると信じている」と言葉を送った。来場者からは「小学生の紙芝居実演はそれぞれが感情豊かに実演されている姿に感服いたしました」「デビューしたキッズたちは初めてとは思えない堂々たる発表で、初めから終わりまで美しく感動した」などの声が上がった。

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