多摩 教育
公開日:2025.12.18
多摩市公民館
日野市と協働、居場所作り
「ひのたまULTLA」始動
多摩市と日野市の公民館が連携して行う「ひのたまULTLAプログラム」がこのほど始動した。「あそび」をテーマに学校生活に苦手意識がある子どもたちなどを対象に学びの場を提供するもの。多摩市と日野市、多様な学習支援活動の実績がある株式会社SPACEの合同チームが企画・運営を行い、公民館とつながりのある地域人材が特技や遊びをとおして、子どもたちそれぞれの強みを引き出していく活動だ。
3回にわたり実施
今年度のテーマを「木」と「気」とし、初回の11月9日に、関戸公民館で「自分学」を通じて自己分析・自己理解の後、生き物や植物などから自然のもつ「気」を求めて多摩川河川敷のかわまちの広場でフィールドワークを行った。また、旬の地場野菜や様々な「木」のチップでいぶされたゆで卵や肉から気を取り入れようと地元料理店でシェフから料理の工夫やコツを聞きながら、同シェフが腕を振るったポトフ料理などで体を温め舌鼓を打った。また、インストラクターなどと一緒に多摩と日野をつなごうと多摩川でSUPにも挑戦した。
第2回は16日に、日野市の桑ハウス(旧農林省蚕糸試験場日野桑園内)を会場に、桑について学んだ後、東京で唯一の養蚕農家となった長田誠一さんの家族から、繭から生糸や絹織物ができる過程を教えてもらい、糸繰りなどの体験をしながら学んだ。午後は、染色家の中村由紀子さんと一緒に日野市仲田の森蚕糸公園内の落ち葉や桑の葉を取ってきて染料をつくり、染色や好みのアクセサリー作りを行った。
最終回となった第3回は23日に多摩市大谷戸公園キャンプ練習場を会場に「焚火」を囲み、体全体を使って音楽やリズムに触れ、思い切り声出しをして自分を表現するなどして楽しんだ。
今年度の参加者からは、「学校の授業より頑張れた気がした」、「みんなと居られたことが心に残った」という声が聞かれ好評だった。多摩市と日野市では、今年度の実施をさらに子どもに合った学びにつなげ、来年度も実施するという。
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