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取材協力 湘陽かしわ台病院 医療レポート連載㉕ 肩の痛み「五十肩」【2】 整形外科医 山森寛之先生
―肩の痛みの原因の一つに上げられる「五十肩」ですが治療方法は
痛みが強い「急性期」には安静にし、内服や外用薬を使って痛みを取り除くことを目的とする薬物療法を行います。五十肩は炎症による痛みの時期が過ぎると、やがて安静にしているときは痛みを感じなくなります。炎症が治まり関節を動かすときだけ痛みを伴う時期を「慢性期」と呼んでいます。慢性期の痛みは肩関節やその周辺が縮んで起こるものです。急性期による痛みが治まってから運動療法や温熱療法に移ります。
―薬物療法とは
痛みを抑える消炎鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげる薬を使用し、関節内にステロイドやヒアルロン酸の注射を打ちます。ヒアルロン酸は痛みや炎症を抑え関節の動きをスムーズにします。
―温熱療法とは
ホットパックなどで患部を温め、筋肉の血行を良くし、関節の縮みをほぐします。運動療法と合わせて行います。
―日頃気をつけることは
無理な運動や姿勢は避けましょう。五十肩は痛みが一時的に治まることもありますが、放置すると関節が縮まって動かなくなる状態が続き、日常生活に支障をきたすことになってしまいます。また自己流の運動はかえって症状を悪くさせることがありますので、医師や理学療法士の指導のもと適切な運動療法を行うことが大切です。
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