全国各地で生態系を脅かしている特定外来生物「オオキンケイギク」が海老名市内でも繁殖地を拡大している。コスモスに似た黄色い花を咲かせるが、在来植物の生育環境を脅かす危険性がある。
この花は北アメリカ原産で1985年ごろに観賞用として輸入された帰化植物。5月から7月が開花時期でいまが最盛期だ。
しかし在来種に影響を与える恐れがあると06年に環境省が特定外来生物に指定し、栽培や販売、持ち出しが禁止された。駆除を呼び掛けているが、観賞用として持ち込まれた品種だけに黄色い花が「きれい」という人も多く、特定外来生物に指定されていることを知らない人が多いのが実情だ。
周辺住民によると「3年ほど前からこの時期、黄色い花が見られるようになった」という目久尻川を中心に美化・環境保全活動をつづける市民団体は6月初旬に会員100人ほどがオオキンケイギクの駆除活動に汗を流した。関係者は「花が咲くのは7月ごろまで。その後は種をつける。花が咲いているうちに駆除する必要がある」と話していた。
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