戻る

海老名・座間・綾瀬 社会

公開日:2016.02.26

創業60年の「もやし店」
市内唯一の製造工場

  • 室の中で栽培されているもやし

 県道町田厚木線沿いで発見した「(有)石室もやし店」と書かれた建物=写真左。「もやし店」という珍しい言葉が気になり訪れてみると、石室重一代表=人物風土記で紹介=が快くインタビューに応じてくれた。

 同社は間もなく創業60周年を迎えようとしている「もやし店」。石室代表によると、当初、県内に30件ほどあった専門製造業社は、今では海老名、相模原、伊勢原、藤沢、山北に残る5社のみになってしまったという。1975年頃から八百屋や食堂など主だった取引先がスーパーマーケットや大手チェーン店の台頭で姿を消し始め、もやし店も激減していった。

実は食べてるかも!?

 厳しい状況下で同社が生き残ってこられたのは、地域とともに歩んできたから。「学校給食」がその一つで、海老名をはじめ、座間、大和、綾瀬などへ現在も卸している。「提供し始めた時の小学生は、もう40歳を過ぎるかな」と石室代表。市内の学校給食で育った人にとって、実は「馴染み深いもやし」だった。

 学校給食以外にも、中華料理店やラーメン屋、生活協同組合など以前からの取引先へも出荷している。家庭の食卓にも届けるため「海老名グリーンセンター」へも卸しているそうだ。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

海老名・座間・綾瀬 ローカルニュースの新着記事

海老名・座間・綾瀬 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS