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海老名・座間・綾瀬 コラム

公開日:2020.08.21

3市版 楽屋帳 vol.15

 副産物について▼「そうめん研究家のソーメン二郎」というブロガーがラジオに出演していました。「そうめん、そば、うどん、冷やし中華のうちどれが好きか」と尋ねられ、「冷やし中華も好き。私の場合、麺類みなきょうだいですから」とコメントしていました。思わず膝をたたきました▼孫子の兵法に「一点突破全面展開」という言葉があります。あれこれ手を出して中途半端になるよりも、一つの事に集中した方が成果が出る、という意味です。そうめん研究家もその典型と言えそうです▼綾瀬市が今回、耕作放棄地対策として援農ボランティアの手を借りて小麦を栽培し、採れた小麦の粉をパン屋さんなどに提供したことで全粒粉の食パンが生まれました。耕作放棄地に栽培しやすい小麦を植え、その副産物として麦秋の風景を生み出し、地産地消の商品まで作り出すことになりました。見事な結果オーライスキームです▼地域振興において「食」は強力なコンテンツといえます。綾瀬市の耕作放棄地対策が生み出した副産物。その事業のたて付けには学ぶところが多くありそうです。

 

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