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海老名・座間・綾瀬 コラム

公開日:2020.12.11

3市版 楽屋帳 vol.16

 「老化」について▼綾瀬市が実施したコロナ前とコロナ禍の高齢者の実態調査がとても興味深かかった。来年4月にスタートする第8期介護保険事業計画の策定過程で行った昨年末の基礎調査を、コロナ禍の事業立案に役立てられないかと機転を利かせた▼取材のなかで担当職員から「老化には段階がある」という話を聞いた。健康な人が老いていく過程の第一歩目には「社会的役割」からの遠ざかりがあるという。仕事や地域活動、人との交流から次第に離れていくことがそれにあたる。その後にやってくるのは「知的能動性」の低下という。つまり、何かを作ったり、食事や趣味などを楽しむ意欲が低下するという▼さらに進むと家事やお金の管理、入浴などをする「手段的自立」の能力が衰えていく。そこから先は要介護になることが多いとされているそうだ▼「老化」の段階をこうして理論的に分解してみると、その予防では地域での活動や趣味、掃除などの生活習慣の見直しがカギとなりそうだ。コロナ禍でもできることをなんとか探してみても良さそうだ。

 

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