海老名・座間・綾瀬 社会
公開日:2021.02.12
市内初、本格活動へ
要約筆記者サークルあやせ
耳が不自由な人に文字で話の内容を伝える要約筆記者のサークルがこのほど、綾瀬市内に発足した。メンバーは村上佳織さん(38)、西元与志子さん(61)、簗田奈緒子さん(46)で、今後普及啓発を本格化させる。
3人は県聴覚障害者福祉センター(藤沢市)の養成講習会を10カ月受講して昨年春、認定試験に合格した。その後サークルを立ち上げたがコロナ禍で思う様な活動ができずにいる。耳が不自由な人との意見交換会や講習会を開く考えで、市も活動に期待を寄せている。
市には3人を含む7人の要約筆記者が登録している。これに対して聴覚障害者は255人いる。
要約筆記サービスは市の障害福祉サービスで、利用者の費用負担はない。利用の窓口は市で、1回4千円から5800円の謝礼を市が支払う。年間20件程度の利用があるがコロナ禍の今年度はここまで14件の利用にとどまっている。
村上さんは「多くの人に活動を知ってもらいたい」と話している。
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