世界一のランを決める「世界らん展2021」で最高賞の日本大賞に輝いた「ダイセン」が都内での展示を終え、生産者の座間洋らんセンターに凱旋。現在一般公開されている。
コロナの影響で2月の開催が3月末に延びた今回の展覧会。生産者は1年前から開花時期にあわせて準備をしているため対応に追われた。
そうしたなか多品種のランを育てる座間洋らんセンターの加藤春幸さん(41)は3月に咲くランを急きょ準備。審査に合わせて満開に咲かせ栄冠を勝ち取った。加藤さんのランは高円宮妃久子さまも鑑賞された。
受賞作は純白の花が揃い正面を向いていることが高く評価された。春幸さんの母・いく子さん(65)がカトレアの技術を応用して傷付けずに梱包し、純白を保っていたことも決め手となった。
6年ぶり2度目の世界一に輝いた加藤春幸さんは「世界一のランを見た人の心の温度があがれば嬉しい」と話す。午前9時〜午後4時。定休(水)・(日)。観覧無料。(問)【電話】046・251・3428
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