戻る

海老名・座間・綾瀬 社会

公開日:2022.04.22

海老名駅直結の複合施設
都市型医療モールが稼働
夜9時まで診療のクリニックも

  • 医療モール「ビナクリニクス」が入る海老名駅直結のビナガーデンズパーチ

  • えびな脳神経クリニック

  • 尾崎聡理事長

 海老名駅直結の複合施設「ビナガーデンズパーチ」に4月、医療モール「ビナクリニクス」がオープンした。中には平日夜9時まで診療を行うクリニックもあるなど、立地の良さを生かした「都市型」の診療体制が整えられている。

 ビナガーデンズパーチは10階建ての施設で、3階が駅間自由通路と直結している。6階には株式会社メディカルガーデンがプロデュースする医療モール、7階は社会医療法人ジャパンメディカルアライアンスが運営する健診センターとクリニックが先行オープンした。

 6階の医療モール「ビナクリニクス」には12科目が揃い、海老名市も新型コロナワクチンデスクを開設。5月6日には耳鼻咽喉科(海老名こじろう耳鼻咽喉科駅前院)、5月以降に小児科(えびなガーデンキッズクリニック)が開院する。

 7階の「カラダテラス海老名」は、個室対応の健診センターと、夕方以降も対応するクリニックを併設。産婦人科では女性医師による女性専用エリアを設けている。

 今年夏には8〜10階に総合スポーツクラブ、秋以降に3〜5階に商業店舗が順次オープンする。

働く世代へアプローチ

 6階の脳神経外科、神経内科、リハビリ(えびな脳神経クリニック)は脳神経外科と神経内科の専門医を揃えたほか、主に大学病院で使用される3テスラMRIや80列CTを導入。平日は夜9時まで診察する。

 県衛生統計年報によると、脳血管疾患は死因第3位。海老名市内では2019年に脳血管疾患で73人、くも膜下出血で10人、脳内出血で31人、脳梗塞で32人が死亡した。

 えびな脳神経クリニックを運営する医療法人社団NALUの尾崎聡理事長は、こうしたことを背景に「脳疾患につながる高血圧や脂質異常などの生活習慣病を若い頃から予防・治療していくことが大切」と指摘。働き盛り世代も受診しやすい夜間の診療時間を設けた。

 また夜間診療により、頭痛やしびれ、めまいが起きた場合も当日に画像検査が行える体制を整えている。脳梗塞と脳出血などの脳卒中の場合は1秒の遅れが命運を分けることもあるため、地域医療全体への貢献も期待できるという。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

海老名・座間・綾瀬 ローカルニュースの新着記事

海老名・座間・綾瀬 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS