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海老名・座間・綾瀬 社会

公開日:2022.08.26

「三方よし」の無人古着屋
障がい者が管理、売上が工賃に

  • スタッフと服の点数を数える利用者

 小田急相模原駅近くに24時間営業の無人の古着屋が誕生した。座間市内の就労継続支援B型事業所が手掛けたもので、在庫管理や陳列を障がいのある事業所利用者が担当。古着の売上は利用者の工賃に還元される。

 駅前の大通り「サウザンロード」に8月に開店した古着屋「カエルファミリー」は、24時間営業の無人店。いつでも自由に出入りや試着ができ、購入する場合は入口の箱に代金を入れる。畑などに見られる野菜の無人販売を参考にした。

 週に数回店舗を訪れ、在庫管理を行うのが、障がいのある事業所の利用者。2〜3時間かけてスタッフと一緒に服の点数を数え、陳列を整えている。店舗運営や接客の体験にもなるため、意欲的に取り組む利用者が多いという。

 運営する有限会社LCファクトリー(佐藤洋行代表)は、事業所のある座間市ひばりが丘で中古品の買取販売を行っているが、利用者の工賃向上を目的に人通りの多い場所での販売を検討。佐藤代表は東海大相模の中高出身で、これまでも「ちょい呑み」など地域イベントに携わってきた経緯から、同所での開店に至った。

 佐藤代表は「古着を買うことが地域福祉の貢献になる。『三方よし』で無理なく継続できることが、SDGsの達成になると考える」と話した。

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