急病人の発生に備えて応急手当を学んでもらおうと2月8日、海老名市消防本部で海老名市議会(森下賢人議長)の議員を対象にした普通救命講習会が開かれた。市議15人が参加し、心肺蘇生法やAEDの扱い方について理解を深めた。
講習会は、昨年11月の市議選で10人が初当選したことや、「市と市議会が一体となって市民の安全を守ろう」とする海老名市消防本部の呼びかけに市議会が応じて初めて実施された。
この日は、映像で応急手当の基礎を学んだ後、3グループに分かれて人形による心肺蘇生法の実技指導を受けた。救急救命士の手拍子や掛け声に合わせて1分間の「胸骨圧迫」と呼ばれる心臓マッサージに取り組むと、「思ったよりも力が必要でキツイ」といった感想も聞かれた。
受講した森下議長は「講習は万が一に備えたもの。議員に限らず誰でも救命の知識を身につけることは大事なことだと思う」と話した。
講習会は2月16日にも開かれ、7人の議員が参加を予定。修了すると市議22人全員が受講したことになる。
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