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5年ぶり、新酒発表会 神奈川の13蔵一堂に

経済

公開:2024年4月12日

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新酒試飲会の様子
新酒試飲会の様子

 神奈川県内の酒蔵13蔵でつくる神奈川県酒造組合(黄金井康巳会長)の「令和5酒造年度 新酒発表会」が3月27日に厚木商工会議所5階の大会議室で開かれ、国税局や税務署、卸売り関係者、地域の企業代表ら約80人が出席した。あわせて勤続10年以上の従業員を表彰する永年勤続従業員表彰式も行われた。

 この催しは、新酒の出荷がひと段落するこの時期に毎年開かれている。加盟各社と関係者が集う形式での開催はコロナ禍の影響で5年ぶりで、関係者によると開催規模は東京国税局管内では随一という。

 黄金井会長は「この3年で私たちの生活が大きく変化した。酒類においては料飲店や大人数での飲酒のあり方も大きく変わり、種類や動向も明らかに変化したが順調に回復している。課税状況もコロナ禍前の水準に戻っている」と分析。今年度の酒のできについては「昨年は猛暑が続き原料米の確保や品質を心配したが、各社の努力で必要数量を確保し大変おいしい酒に仕上がっている」と話した。

 式典に先立ち行われた試飲会では、各社自慢の酒を前に蔵元が接客。自社の特長や出来などについて解説し、出席者との会話も弾んだ。

 永年勤続表彰では、泉橋酒造(海老名市)の犬塚晃介さんと井上酒造(大井町)の高野邦弘さんの2人が表彰を受けた。代表してあいさつした犬塚さんは、「こうした席で表彰を受けるのは身に余る光栄。これからも微力ながら神奈川県の酒造、業界の発展のために尽くしていきたい」と話していた。

 現存する県内の酒蔵は徳川8代将軍吉宗の頃(1751)から、大正元年(1912)までの間に創業されていて、酒匂川の東西と相模川の西を中心に分布している。海老名の泉橋酒造は1857年(安政4年)の創業。

 神奈川県酒造組合の蔵元は次の通り。◆神奈川県酒造組合の蔵元は次の通り。◆石井醸造(大井町)、井上酒造(同)、中沢酒造(松田町)、川西屋酒造店(山北町)、瀬戸酒造店(開成町)、吉川醸造(伊勢原市)、金井酒造店(秦野市)、大矢孝酒造(愛川町)、黄金井酒造(厚木市)、久保田酒造(相模原市)、清水酒造(同)、泉橋酒造(海老名市)、熊澤酒造(茅ヶ崎市)。全13蔵約100種類の地酒が集まる「かながわ蔵元屋」(046・228・6194)が厚木市旭町にある。

受賞あいさつに立つ犬塚さん(泉橋酒造)
受賞あいさつに立つ犬塚さん(泉橋酒造)

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