海老名・座間・綾瀬 社会
公開日:2025.05.31
カメラ車で下水道調査
海老名・座間など約58Km
県はこのほど、海老名市や座間市などにある流域下水道での2次調査の実施を発表した。自走式のテレビカメラで、年度末までに点検を終える。
1月28日に埼玉県八潮市で流域下水道管の破損が原因とみられる県道陥没事故が発生し、その後県では緊急調査を実施。レーダーを搭載した車で電磁波を道路に照射し、地下の空洞の有無を調べた。調査の結果、下水道が原因となる空洞などは見つからなかった。
海老名・綾瀬・座間・大和の各市も緊急に点検した結果、陥没につながる欠陥は見つからなかったという。
県による今回の2次調査は、幅が2m以上で設置から30年が経過した管が対象となり、およそ58Kmにおよぶ。4月中旬から調査を始め、民間の調査会社が管内にカメラを走らせながら、遠隔操作で管の継ぎ目のずれ、亀裂や腐食などを探している。
県の流域下水道は相模川と酒匂川に沿うように走り、座間市や海老名市、綾瀬市を含む9市3町に枝のように延びている。汚水は相模川河口近くにある柳島水再生センターや四之宮水再生センターに流れ、処理されている。
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