市内栗原中央在住の井上尚弥さん(相模原青陵高校3年)と拓真さん(綾瀬西高校1年)の兄弟がそれぞれ、7月に開催されるボクシングの世界大会に日本代表として出場する。
兄の尚弥さんが出場するのは、7月2日からインドネシアで行われる「プレジデントカップ」。一般部門の選手として、ライトフライ級(46〜49kg)で戦う。
尚弥さんは国際大会での経験が豊富で、昨年の世界ユース選手権大会と、今年3月のアジアユース選手権大会に出場。アジア大会では3位に輝いた。国内では、積極的に攻撃を仕掛けて相手にプレッシャーを与えるボクシングスタイルだが、世界ではより慎重な試合運びが必要とされる。「パンチをもらわないように戦いながら、金メダルを目指します」と意気込んでいる。
拓真さんは、7月20日からカザフスタンで開かれる「世界ジュニア選手権」に出場する。15・16歳の大会で、階級はライト級(46〜48kg)。世界への挑戦は初めてになるものの、「緊張しない」というメンタルの強さと、持ち前のパンチ力を武器に金メダルを狙う。
2人は、父親の真吾さんが会長を務める「INOUE BOXING&SPORTS GYM」(秦野市)で練習に励んでおり、アマチュアボクシング会のホープ「井上兄弟」として注目されている。2人の活躍を支えているのが真吾さんと、母親の美穂さんだ。真吾さんは指導者としてボクシングを教えこみ、美穂さんは「1日で一週間分にもなる」という練習着を毎日洗濯するなどしてサポートしている。
真吾さんは、国際大会を控えた2人に「2人とも練習の成果をしっかりと発揮して、悔いの残らない試合をして欲しい」と期待を寄せていた。
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