振り込め詐欺を防ぎ犯人の検挙に貢献したとして、静岡中央銀行座間支店の三輪亮太支店長、井出哲男さん、井上結さんの3人に感謝状が贈呈された。12月27日に座間警察署(花本光久署長)で贈呈式が行われた。
事件発生日は12月20日。市内に住む60代の女性が、定期預金の解約のため、支店を訪れた。井上さんは解約理由がはっきりしない点などに不審さを感じ、井出さんに報告。女性に状況を聞くと、甥を名乗る男から電話があり税金申告で680万円の不足分が出たこと、税務署の職員が家に来てその職員にお金を渡したこと、その男と一緒に支店に来ていることなどを説明した。井出さんは、警察署に通報し、外でタクシーに乗車している男を発見。男はタクシーで逃げたが、検問を張っていた警察に捕まった。
三輪支店長は「犯罪を防ぐとともに、お客様の財産を守ることができて嬉しく思います」と話していた。
県警察では昨年5月に振り込め詐欺被害防止コールセンターを開設。発生状況に応じ、住民に注意を呼びかけるサービスを開始した。11月からは金融機関にも同サービスを導入。今回は、同サービスを活用し、検挙した初の事例になるという。
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