座間市と都市間交流のある福島県須賀川市を支援しようと結成された「座間あかまつ会」(濱野真一会長)が、須賀川で11月10日(土)に開かれる「松明(たいまつ)あかし」に参加する。今月27日(土)と28日(日)には、大松明の製作のため須賀川を訪れる。
松明あかしは、日本三大火祭りの一つに数えられ、420年以上続く伝統的な行事。大、小の松明が力強く燃えさかる様子を見ようと多くの人が来場する。
あかまつ会は、須賀川青年会議所のメンバーと協力して大松明をつくる。大松明は高さ6〜8m、胴まわり2〜3mで、カヤや竹を原材料とする。あかまつ会では10月上旬に、カヤの刈り取りと乾燥作業を実施。27日と28日は、本格的な製作にうつる。
祭りに参加するだけでなく、松明の製作段階から携わることについて濱野会長は「座間と須賀川の人的な交流を図りたい」と意図を話す。
「須賀川の復興へ継続支援を」
座間市と須賀川市は、国内友好都市の提携を目指して、2007年に本格的な交流が始まった。東日本大震災の後は、行政レベルだけでなく、支援活動を通じて市民間の交流も盛んになり、昨年11月には災害時の相互応援協定も結ばれるなど交流を深めている。
あかまつ会は、震災の記憶を風化させずに支援を継続しようと、今年8月に結成された。あかまつとは須賀川市の木。協力団体として、座間青年会議所シニアクラブ(藤原栄二会長)、座間青年会議所(島名謙一郎理事長)、特定非営利活動法人足跡の会(溝渕信一会長)、座間市立中原小学校おっちゃん会(川村良雄会長)が参画している。
濱野会長は「震災から時間が経つにつれ、復興支援の想いが少しずつ薄まっている気がします」と話し、「継続的な支援があってこそ復興につながります。今一度、支援の原点に立ち返って活動していきたい」と意気込んでいる。
活動に関する問い合わせは濱野会長【電話】046・254・6161へ。
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