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座間版 公開:2013年8月23日 エリアトップへ

座間市 小型家電回収箱を設置 持ち去りの対策を強化

公開:2013年8月23日

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ノジマ座間店2階、エレベータ脇に設置された
ノジマ座間店2階、エレベータ脇に設置された

 市は、初となる小型家電回収ボックスを市内小松原の家電量販店「ノジマ座間店」に設置した。これにより、収集日以外にも小型家電の廃棄が可能になるほか、不正持ち去りによる個人情報の流出防止も期待される。

 設置された回収ボックスには、市のマスコットキャラクター「ざまりん」があしらわれた。上部に30cm×15cmほどの穴があけられており、「小型の電話機くらいまでなら回収できるのでは」(資源対策課)とのこと。同店2階の携帯電話売り場近くに置かれている。

 市では毎月1回、「燃えないごみの日」に小型家電の回収を行っているが、その多くがレアメタルを含むことから持ち去りの被害が続出。携帯電話などに記録された個人情報が流出する恐れがあるほか、価値の高い素材を取り除いたのちに不法投棄される例も報告されており、より確実な回収方法が検討されていた。

 これに対し市資源対策課は、4月から市役所1階とクリーンセンターに簡易型の小型家電回収ボックスを設置し、利用状況を調査。7月までの4カ月間で計132点の小型家電を回収し、そのうち8割弱を携帯電話が占めた。同課は「個人情報が含まれるために集積所に出すことへの抵抗感があるのでは」と分析している。

事業者と協働し県内初の連携市に

 この試みは、今年4月に制定された小型家電リサイクル法に基づき国が助成する「再資源化事業者提案型実証事業」の連携市町村に、県内で初めて座間市が認定されたことで実現した。回収ボックスや、周知にかかる費用は国からの助成金で賄われる。

 事業は、金属などのリサイクルを行うスズトクホールディングス(株)との協働事業として実施される。同社傘下の中田屋(株)(=相模原市)と連携をとり、従来の金属リサイクルに加え、これまで焼却処理されていた小型家電のプラスチック部品なども再利用する仕組みを作る。これにより、市で処理する燃えないごみの約10%に相当する、年間60トンがリサイクルできるようになると見られている。

 資源対策課によると、今後回収ボックスの数を増やし、体制の強化を図るという。担当者は「国からの補助を受けながら事業者と連携を取ることで、費用を抑えながら相乗効果が狙えるのでは」と話している。

 問い合わせは市資源対策課【電話】046・252・7985へ。
 

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