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座間 文化

公開日:2014.04.25

今年の凧文字は「陽駿」
須賀川との「友好」凧も

  • 陽は、太陽を意味する赤色。駿は大地の緑色で表した※写真提供=座間市

  • ボーイスカウトの凧

  • 昨年登場した座間中の凧

  • 初めて参加する西中

 かながわのまつり50選に選ばれている「座間市大凧まつり」が今年も5月4日(日)と5日(月)に、相模川グラウンドで開催される。午前10時から午後4時。

 今年の凧文字は、小松原の成田典男さんが考案した「陽駿」。生物が生きる上で欠かせない太陽の「陽」と、2014年の干支・午(うま)にちなんだ「駿」を組み合わせた言葉。市民から寄せられた33点から選ばれた。

 大凧の大きさは畳102畳分。重さ1tもの大凧を揚げるには、100人以上の引き手が必要とされる。引き手が風に合わせて一斉に走り出し、大凧が浮き上がる瞬間が見所の一つだ。掲揚は4日が午前11時〜午後3時30分、5日が午前10時30分〜午後3時。

 両日は、座間市と昨年11月に友好交流都市協定を結んだ福島県・須賀川市にちなんだ2間凧「友好」、座間市消防署の有志による2間凧「纏消(てんしょう)」も揚げられる。「友好」は、今年結成された座間市大凧保存会の女性部の会員を中心に、座間市民と須賀川市民が協力して掲揚するという。

 4日は座間青年会議所主催の「わんぱく相撲座間場所」も開催。ちびっ子力士が熱戦をくりひろげる。

次世代への継承

 座間の大凧揚げは、端午の節句を祝う催しとして、江戸時代後期に始まったもの。昔は新田宿や四ツ谷など各地域で行われていたが、時代や街の変遷に合わせて変化し、1967年頃から街全体の行事になった。

 この歴史と伝統を今に継いでいるのが座間市大凧保存会だ。同会では特に次世代への文化継承に力を入れている。小学生の文字書き体験、旭小や相模野小での卒業記念のミニ凧制作指導は、その一環だ。

 今年の祭りでは、10年以上祭りに参画する日本ボーイスカウト神奈川連盟県央地区座間第3団、昨年に初めて参加した座間中学校、今年が初挑戦となる西中学校、3団体の1間凧が揚げられる予定。引き手も子どもたちが担う。

 保存会の鹿野正士会長は「子どもが参加してくれるのは、ありがたいことです」と話し、「怪我の無いように注意しながら、来場者に感動を与えられるよう担いで欲しい」と期待していた。

 祭りに関する問い合わせは実行委員会(市商工観光課)【電話】046・255・1111。

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