陸上自衛隊座間駐屯地の隊員が10月23日、緊急登庁時に隊員の子どもを一時預かりするケースに備えようと、緑ケ丘のあゆみ保育園を訪れ、保育のプロからノウハウを学んだ。同駐屯地の自衛隊員が、保育園で研修を行うのは初。
大規模災害など有事の際、自衛隊員は緊急登庁するケースがある。この際、共働きする隊員などの支援策として、子どもを施設内で一時預かりする制度が設けられている。研修は、保育園での座学や見学を通じて、その手法を吸収するために企画されたもの。市の協力によって実現した。
この日は、一時保育を担う業務隊厚生科厚生班の隊員3人が来園。食事や遊戯など日常生活におけるノウハウから、急病や災害時の対応法、衛生環境を保つための知識などを、職員から教わった。
同班の津田三郎班長は、「寝かしつけるための布団や毛布など、揃えるべきものを学べました」と手ごたえを話し、「子ども1人ひとりに個性があり、保育の難しさを改めて認識しました」とコメントした。
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