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座間 社会

公開日:2015.06.12

市消防署
救助迅速化に新たな一手
相模川沿いに「目印看板」

  • 座架依橋の下流にある看板。A〜Eまで5枚が設けられている

 水難事故の発生に備えて座間市消防署が5月30日、緊急通報時に位置を確認できるようにと、相模川沿い5カ所に看板を設置した。

 設置場所は、座架依(ざかえ)橋の下流500m地点から1000m地点。土手沿いに、A・B・C・D・E、5枚の看板が100m間隔で設けられている。大きさは90cm四方。両岸から見えるようにと、看板の両面に英字が描かれている。

 同署によると、このエリアは、水難事故発生を通報する時の目印となる目標物が無かった。発生場所が不確定な場合、現場到着が遅れる可能性がある。看板によって、正確な場所を把握しやすくなり、救助の迅速化が期待されるという。

 市内では昨年、2件の水難事故が発生している。これからの季節は、鮎釣りやバーベキューで川を訪れる人が増えるため、同署では「子どもだけでなく大人も、水辺で遊ぶ時は充分に注意して下さい」と話す。さらに急な増水にも警戒が必要だとし、「座間で雨が降っていなくても、上流にあるダムの放流で水が増える場合もある。スピーカー放送などに注意を払って欲しい」と呼びかけている。

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