栗原中央在住の鈴野武さん(72)が先月28日と今月4日、手作りした野菜を児童養護施設「成光学園」(緑ケ丘/矢部雅文園長)に寄付した。鈴野さんは「月2回ほど定期的に届けられれば」と意気込んでいる。
鈴野さんは10年ほど前から、「野菜を通じて社会貢献を」と栽培を始めた。今は、栗原中学校と日産自動車(株)座間事業所の近くに、合わせて2千坪近い広さの畑を持っている。収穫物は一般販売せず、鈴野さんが経営するゴルフクラブの利用者に振る舞っていた。
10年近くが経って、生活に困っている独り親家庭への支援を決意。しかし、独り親家庭の把握や提供手段など課題が多いのが現状で、活動の第一歩として様々な事情で保護者を失った児童などが暮らす同学園に寄付することになった。
28日は人参や白菜、キャベツ、ブロッコリーを軽トラックの荷台いっぱいに積んで学園に届けた。矢部園長は「寄付は勿論、子どもたちが地域の方々と関わりを持つ契機になり、感謝しています」とコメントした。
学園への寄付は継続する意向で、今後は大分県でみかん農園を営んでいる知人と協力して、みかんの提供なども検討しているそうだ。将来的には独り親家庭への支援にも着手したいと言い、「なんとかして手法を確立できれば」と話している。問い合わせは鈴野さん【電話】046・257・3000(グリーンタウン興業内)へ。
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