座間ハイツ(入谷)の一角にあったスーパー「オオゼキ座間店」が2月14日に閉店し、高齢者の「買い物弱者化」が懸念されていた問題で、「新鮮市場なかや」(同)がハイツと同店を往復する無料送迎車の運行に取り組んでいる。
座間ハイツは1046戸、約2200人が暮らすマンション群。竣工から35年以上が経ち、住居者の高齢化が進んでいる。
オオゼキ閉店の知らせを受け、買い物に対する課題があがり、4号棟の理事らが自分たちでスーパーへの送迎を企画。これを聞いた「なかや」が社会貢献の一環として送迎を引き受けたという。
送迎車は座間ハイツ4号棟を発着点に火・木・土曜の週3日、1日3往復運行されている。開始1カ月弱で約200人が利用しており、住民からは「車が無く、足腰が悪いので、とても助かる」など運行を喜ぶ声があがっている。
当初の利用は4号棟の住民のみだったが、徐々に認知度も向上し、現在は誰でも利用可能になっている。また、同店は送迎車両に一般車を使用していたが、高齢者が乗降しやすいよう、ステップ付のワゴン車を購入した。若林啓太専務取締役は「こうした取り組みで、地域の役に立てれば嬉しい。今後は運行本数や、こうした課題を抱えているエリアに走らせていければ」と話している。
オオゼキ跡地には4月中旬に「スーパー生鮮館TAIGA」の出店が決まっている。
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