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座間 文化

公開日:2016.11.04

座間産松明、大凧とコラボ
須賀川でのPR狙う

  • 濱野会長(左)らが、松明にかける垂れ幕を作った

  • 凧文字も書いた

 座間市の友好交流都市の福島県須賀川市で、400年以上続いている火祭り「松明(たいまつ)あかし」。この伝統行事に座間産の松明で参加しようと、市民団体「座間あかまつ会」(濱野真一会長)が先月29日、栗原小学校のPTAまつりに合わせて作業を行った。本番は11月12日(土)。

 松明あかしは戦国時代末期、伊達正宗の攻撃によって炎上した須賀川城の城主や家臣を弔うために始まったとされる。最大10mにもなる松明がいっせいに燃え盛る様子を見ようと、多くの人が訪れる。

 同会が参画するようになったのは2012年。東日本大震災で大きな被害を受けた須賀川を応援し、交流を図ることが目的だった。この年は須賀川青年会議所の松明作りに協力し、翌年からは座間の茅や竹を材料とする松明で参加している。

 今年は市大凧保存会(近藤昭夫会長)の協力を得て、「座間」と「須賀川」という文字が書かれた凧を2つ制作し、松明と一緒に火を灯す予定。濱野会長は「例年は復興と友好をPRするために参加してきました。今回はそれに加え、座間の文化を発信してきます」と意気込んでいる。

 出来上がった松明は11月5日(土)に搬送。現地での凧揚げも予定している。

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