座間市が発注した工事について、優れた施工をした業者を称える「市優良工事表彰」に、(株)折本設備座間支店(小松原)が選ばれた。同制度は2012年9月に制定されたものの、これまでは該当が無く、同社が初の受賞となった。
工事業者の技術や意欲の向上を促し、建設産業を振興しようという制度。請負金額が500万円を超えていること、市が定める成績評定採点基準において80点以上を得ていることなどが条件となる。小俣博副市長を委員長とする委員会によって審査され、受賞者が決まる。
同社は相模原市南区に本社を構え、水道敷設や土木工事などを手掛けている。表彰対象となったのは、昨年度に行った「市道相模が丘111号線ほか配水管布設替工事」。相模が丘の住宅密集地内で、老朽化した配水管に替えて耐震性の高い管を新たに設置した。品質や工程管理の高さに加え、重機の排気ガスが隣接地の樹木にかからないようシートを被せるなど工夫した点が評価された。
先月27日には市役所で授与式が執り行われ、遠藤三紀夫市長から、同社の折本隆広代表取締役社長に賞状が手渡された。
遠藤市長は「ライフラインの根幹を成す水道は、災害時において特に重要になります。今後も維持・管理にご協力いただければ」とコメント。同制度で選ばれるよう社員一丸となって取り組んできたという折本代表は「受賞を聞いた際は宙に舞うほどの喜びでした。これを励みに、より一層高みをめざして精進していきます」と抱負を話した。
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