本堂の建て替え事業が行われていた龍源院(吉村龍三住職/市内入谷1の3530)であす11月19日(土)、新本堂の落慶式(らっけいしき)が執り行われる。
旧本堂は1927年に建てられたもの。屋根部分の老朽化などに加え、建物が一方に傾く現象「不同沈下」が発生していたことから、吉村住職や檀家で構成される建設委員会(飯島隆夫委員長=人物風土記に関連記事)によって、建て替え計画が進められてきた。新本堂はおよそ1年前に完成し、その後は枯山水や参道などの外構工事が行われていた。
工事を手掛けたのは相模原市の谷津建設(株)と、寺社建築の(株)鵤(いかるが)工舎(栃木県)。鵤工舎を興した小川三夫氏は日本を代表する宮大工として知られており、今回は基本設計を手掛けた。
同院によると、新本堂はより長く住民から親しまれるようにと、長期間存続でき、ランニングコストがかからない造りにしたという。屋根は耐震性を確保した上で、200〜300年もつとされる本瓦を使った。
稚児行列も
完成を祝う落慶式は午前10時から行われる。また、午前8時50分頃からは檀家の子どもなどが専用の衣裳に身を包み周辺を練り歩く「稚児行列」が予定されている。
建設事業について吉村住職は「檀信徒の皆様からの温かいご支援やお言葉をいただいたことで実現できました」と感謝を述べるとともに、「新本堂が、安らぎや憩いの場として親しまれるよう精進していきます」と話している。
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