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座間 スポーツ

公開日:2018.01.01

プロ野球読売巨人軍
「巨人の星」めざし一球入魂
投手大江 竜聖さん

 読売巨人軍から2016年ドラフトで6位指名された大江竜聖投手(東原小出身)。高卒1年目のシーズンは、2軍で12試合に登板。62回2/3を投げ4勝3敗、防御率2・30をマークした。最速149キロを誇る貴重な先発左腕として、ローテーション入りが期待される2年目。昨シーズンを振り返りつつ、今季の意気込みを語ってもらった。

 二松学舎大学付属高校から、憧れの杉内俊哉投手が所属する巨人へ――。「テレビで見ていた人が目の前にいる」と、当初は驚きの連続だった。「慣れない環境の中、日々学ぶものがあった」。キャッチボールでリリースの瞬間を意識するようになると、コントロールが向上。スピードより球質を求めるようになった。

 忘れられない打者がいる。昨季23本塁打とブレークした山川穂高選手(西武)だ。「多少タイミングをずらしても柔らかく対応してくる。別格だった」。1軍レベルの選手との対戦で、プロの高い技術を肌で感じた。

 「先発をやらせていただいたが、イニングを投げ切れず満足いってない」。プロ一年目を「70点」と自己採点した大江投手。さらなる飛躍をめざし、シーズン終了後はウェートトレーニングで自分を追い込んだ。

 爽やかな笑顔が印象的な好青年だが、負けん気の強さは人一倍。「子どもの頃から我慢強かった」と評するのは、中学時代に所属した硬式野球チーム「横浜ヤング侍」の藤澤昌央総監督。「一回りも二回りも大きくなった。チャンスが巡ってきたらつかんでくれると信じている」と期待する。

 課題として挙げたのは、右バッターへのインコースの直球と、一年間投げ抜く筋力だ。「チームに貢献できるよう、投げる場所は関係なく頑張りたい」。プロ初勝利をめざし、マウンドで躍動する。

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