栗原小学校(直井恵子校長)の6年生88人が2月7日、小田急相模原駅近くの米軍住宅にあるアーン小学校を初めて訪れ、授業を通じて交流を図った。
アーン小には、キャンプ座間に勤務するアメリカ人の子どもが通っている。栗原小は英語教育の一環で、昨年10月にアーン小の児童を招き、交流会を実現させていた。企画は盛り上がり、今回は栗原小の児童がアーン小へ訪問し、授業を体験する運びとなった。
アーン小で出迎えてくれたのは、同校の5・6年生75人。歓迎企画として児童がギターやピアノによる演奏を披露し、栗原小の児童を驚かせた。
児童らはその後、複数の班に分かれ、美術や音楽などの授業を受けた。パソコンやプロジェクターを積極的に活用した授業に、栗原小の児童は興味津々。ある教室では動画サイトを活用し、ダンスで交流を図った。2016年に世界的ヒットを巻き起こした「ピコ太郎」の「PPAP」が流れると、一同は大爆笑。「ペンパイナッポーアッポーペン」と歌いながら交流を深めた。
栗原小の中北悠麻君は「超楽しかった。外国の人とひとつになれた気がする」と笑顔。アーン小の児童は「すばらしい経験だった。友達が出来てうれしい」と楽しげに話した。
相互理解へ
「昨年10月の交流を終えて、子どもたちからは『もっと英語を話したい』という声が上がっていた」。栗原小での催しを終えて、直井校長は交流機会の重要性を再認識したという。「グローバルな視点を育むため、身近な資源をぜひ活かしたい。子どもたちの意欲向上にもつながる」と今回の企画の意義を語る。
キャンプ座間のウィリアム・ホーランド最先任上級曹長は「両校の先生たちが一生懸命準備して、すばらしい機会が実現した。学校間の交流が継続していくことを願う」と語った。
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