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はたらっく・ざま 就労支援の輪、広がり 開所から一年、1人自立へ

社会

掲載号:2018年10月26日号

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右から若林専務、はたらっく・ざまの岡田さん、澤口さん
右から若林専務、はたらっく・ざまの岡田さん、澤口さん

 昨年10月、相武台前駅近く(相武台1の35の6三裕ビル2階2のB)に座間市が開設した就労準備支援施設「はたらっく・ざま」。官民連携での事業開始から1年が経ち、10月19日、利用者の一人が、市内入谷のスーパー「新鮮市場なかや座間入谷店」へ就労を果たした。同施設のこれまでの歩みと現状の課題、今後の展望を関係者に聞いた。

◇◇

 同施設はひきこもりなどで就労経験が少なく、社会的自立が不十分な人を支援する場所。「座間市就労準備支援事業」として、昨年10月1日に開所した。

 市から委託を受けたのが、生活クラブ生活協同組合、NPO法人ワーカーズ・コレクティブ協会、さがみ生活クラブの3者から成る共同企業体。現在、13人の利用者が支援プログラムを受講する。

まずは生活習慣

 まず利用者が受講するのが、清掃や片付け、洗濯、調理、お金の管理方法といった、自立した生活を送るための講座。意欲を高めてから、実習先への職場見学、事業者から考え方や働く現場の様子を聞く「事業所交流会」が行われる。その後、1日2時間程度の体験実習、模擬面接などの就職活動支援を経て、企業への就労をめざす流れとなっている。

 同協会の岡田百合子さんは「簡単にはいかない。でも、みんな思いやりのある人。利用者同士しゃべることは無くても、相手をいたわるような優しい空気がある」と語る。

 はたらっく・ざまの窓口となる座間市生活援護課の林星一さんは「月に約40件の生活相談が寄せられるが、そのうち5件前後は就労支援を検討する案件」と分析する。

地元企業が協力

 現在、18事業所がはたらっく・ざまの活動に賛同し、実習受け入れなどで協力している。今回、利用者を初めて採用した「なかや」の若林啓太専務取締役は「地域に就労したくてもできない人がいることは聞いていた。困りごとの力になれるなら」と、二つ返事で協力したという。

 「『頼れる大人がいっぱいいるんだよ』ということを伝えていきたい」。同組合の澤口隆志さんは語る。今後は、必要とする人への情報発信が課題となってくる。林さんは「他部署と連携しながら、色々なルートで働きかけたい」と話す。

 岡田さんは「まだまだ事業所の数も足りない。働くことが当たり前になってからもメンタル面を支え、定着支援をしていけたら」と述べた。

 問い合わせは同課【電話】046・252・8566。

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