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座間 教育

公開日:2019.10.25

代々受け継ぐ「あいさつ運動」
「やっててよかった」卒業後に実感

 相東小の児童会長を務めた経験を揃って持つ、隈部響さん(座間中3年)、環さん(同1年)姉妹。相東小といえば「あいさつ運動」だが、毎年、児童会が中心となり、様々な形で運動に取り組んでいるそう。

 響さんが児童会長を務めた年に取り組んだのは「あいさつパトロール」。あいさつがしっかりできた児童に花が描かれたシールを渡す。シールを貰った児童は、自分のクラスにシールを持ち帰る。クラスごとに「あいさつの花を咲かせる」ことを目指すことで、あいさつの輪を広げるのがねらいだった。

 環さんの年に力を入れたのは「あいさつカレンダー」。毎日、あいさつができた回数によって異なる色を一人ひとりカレンダーに塗ってもらい、みんなが1回でも多くあいさつができるよう促した。

 また2人の間の年には、「おはタッチ」を実施。朝の登校時に、児童会のメンバーが通学路に立ち、登校してきた児童と「おはようのタッチ」をする。環さんは、「だんだん低学年の子がタッチする側をやると言って、一緒に立ってくれるようになったりした」と振り返る。

 そんなあいさつが盛んな小学校で6年間を過ごし、校内であいさつを促す旗振り役も経験した2人。その経験は中学校でも生きているようで、響さんは「高校入試の面接の練習で、小さい時からあいさつをしておいてよかったと思った」と話し、「あいさつ運動はこれからもずっと続けてほしい」と在校生にメッセージを送った。

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