座間小、栗原小、相模野小に次いで市内で4番目に開校した相東小。膝元の農家が多い小池地区、商人が多い駅前の相武台地区、当時新興住宅地だった緑ケ丘地区。相東小には3地区それぞれに境遇が異なる「色んな家の子」が通っていたと振り返る。
PTA会長は歴代、膝元の小池地区の人が務めていた。「自分が初めての小池地区以外の会長だったんじゃないかな」。はじめは境遇が異なるが故に苦労したこともあったというが、学校だけでなく地域の行事にも積極的に顔を出し、相東小学区の輪を作っていった。
座間小の出身。夏には地域の「おっちゃん」や「おばちゃん」に相模川で流れをせき止めて泳げるようにしてもらったと懐かしむ。そんな地域のおっちゃんたちに良くしてもらった思い出があるからこそ、「今度は俺たちが」と、自分の子どもを含め相東小に通う子どもたちのために様々な活動に取り組んだ。地元の農家の畑を借りて、子どもたちに収穫体験をさせたり、マラソン大会で交通整理をしたりと「色んなことをやった」。
「最近はマンションが増えたな」。町が変わっても「地域で学校を支える雰囲気はこれからも続いてほしい」。地域との強いつながりのはじまりの一端がここにあった。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|