毎月1日と15日、春夏秋冬の交通安全運動時に交通指導員として通学路に立ち、子どもたちの登校を見守る。定年退職を機に、会社勤めで自身はつながりがなかった地域の手伝いができればと、約5年前に通学路に立つようになった。
自身の2人の子どもも相東小出身。ただ当時は、入学式や卒業式などの学校行事に父親が参加するのは珍しい時代。「農家なんかは忙しくて運動会も観に行けないことがあったんじゃないかな」。時代は変わり、父親だけでなく祖父母や地域の人々にも学校行事への参加の誘いの声がかかるようになり、初めて参列した卒業式では思わず感動し、「涙がでちゃったよね」と笑う。「本当に学校が身近になった」
通学路に立ち始めた当初は、「『おはようございます』とあいさつする子は1割しかいなかったけど、今はあいさつしない子が1割」。地域で子どもと会うと、あいさつし合うようになった。「卒業してもあいさつしてくれる子がいる」。交通指導員という立場上、子どもたちに注意をすることがあるが、「ある程度顔見知りだとちゃんと聞いてくれるし、子どもも受け入れやすいと思う」。
「子どもは大人のことを見ていないようで見てる。信号を守る、右側を歩く。大人もしっかりしないとね」
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